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メタボリック症候群とは

肥満の人は、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった病気を起こしやすい傾向があります。しかも患者さんの中には、このうちの複数の病気を併発している人が少なくありません。
実は肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症の4つには、互いに重なり合って発症しやすい密接な関係があります。とくに肥満(内臓脂肪型肥満)が進むと、ほかの3つの病気も悪化し、併発しやすいのです。
もし併発すると、相乗的に動脈硬化を促進し、心筋梗塞などを起こす危険性が非常に高くなります。
肥満に加え、どれか1つが重なると冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスクが10倍に、2つ以上が重なると30倍にもなります。4つすべてが重なると、「死の4重奏」ともいわれるほど危険な状態になります。
このように肥満をベースにして、高血圧、高血糖、脂質代謝異常(LDLコレステロールや中性脂肪が多い状態、またはHDLコレステロールが少ない状態)のうちの、いくつかの危険因子をあわせもった状態をいいます。

診断基準

診断の基本は、ウエストのサイズです。ウエストサイズは、内臓脂肪の蓄積状態を知るための、ひとつの目安だからです。また、下記の腹部肥満の基準は、内臓脂肪面積100㎠に相当するウエストサイズであることから決められたものです。
そのうえで、中性脂肪やコレステロール、血圧、血糖などについても、基準が設定されています。

1 腹部肥満 ウエストサイズ 男性85cm以上 女性90cm以上
2 中性脂肪値・
 HDLコレステロール値
中性脂肪値 150mg/dl以上
HDLコレステロール値 40mg/dl未満
(いずれか、または両方)
3 血圧 収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧)  85mmHg以上
(いずれか、または両方)
4 血糖値 空腹時血糖値 110mg/dl以上

予備軍でも気をつけよう

診断基準のうち、1. のウエストサイズは自分でも簡単に測ることができます。立ってからだの力を抜き、軽く息を吐いた姿勢で、おへその高さの腹囲を測定します。
2. は中性脂肪が多かったり、反対に善玉(HDL)コレステロールが少ないと、動脈硬化の原因となる超悪玉(小型LDL)コレステロールが増えることを意味します。
3. の血圧や、4. の血糖値の場合は、それぞれ高血圧や糖尿病の基準より少し低くし、いわゆる予備軍の段階の人をふくめるように設定されています。

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